復活

おじんのつぶやき



  15.やはりアベノミクスは間違いだ(17.01.07)

「アベノミクスを吹かしながら、経済をしっかり成長させていくことが私たちの使命」「デフレ脱却に向けた経済政策への取り組み重視」、安倍首相の今の姿勢である。
 
 私は「経済成長策」「デフレ脱却策」を是としない立場をずっとまえから維持しており、捨て置けない危惧を感じ続けている。しかし国民の大半はこれに迎合してしまっている。「迎合」というより「騙されている、それに気づいていない」という方が『私には』適切に思える。とにかく不思議に世論の支持は高いのである。

 ヒトラーにしてもポルポトにしても、そして東條秀樹にしてすら、自ら「悪意」を意識してことを進めてきたのではないであろう。しかしその結果は「過失極大」であった。その後の歴史は、彼らを「犯罪者」として裁かねばならなかった。現代世界におけるこの筆頭は金正恩であろうが、安倍政権も2~30年後には「大過失失政」と糾弾されても不思議がないとさえ思える。グローバル化のなかで海外の動向にも大きなうねりが読み取れるなかで、対外的に日本という「国家」のかじ取りも大事であろうが、『脚下照顧』、足もと=本来の「日本」、も十分みてもらいたいものである。「国家」のかじ取りに目を奪われて足もとが疎かにされているきらいがある。国民の眼を海外、アメリカ・欧州・中国・南北朝鮮等に向けさせ、日本という「国家」の安寧さえもそれらと繋げて論じられようとしている。国民はこの「過失行政」に気が付かない。
 
 日本の現状はどうか。民主主義に危機を感じる。そして冒頭の「経済」についての考え方である。
 経済成長は絶対に永遠ではないはずである。経済の成長、これにどんな意味があるか、主政策に掲げるくらいに必要不可欠なことなのか。「経済」に関しては、成長のほかに「分配」「格差」・・他にも大課題があるはずだ。
 ところが、大半の国民はおみくじの「吉」くらいの意識=反省とか批判的に視るという以前の状態、そして少し学のあるひとは国家「力」くらいに考えるだろう。
 「力」比べなら、再三私は言及しているが、馬鹿げている。”一番でなければいけないのですか”だ。

 ゼロ成長は「悪」か。「豊かさ」への歩みも止まるのか。失われた20年と言われた期間にもそれはいえない。文化は、良いことか、悪いことか、成長という言葉で表現していいものかは疑問だが、確実に「歩み」は進んでいる。大型コンピュータからパソコン、そしていまやスマホなるものが若者から子供にまで及んでいる。文化ないし社会生活という面から見るならば確実に「歩んで」いる。因みに今のこの文化現象を価格のモノサシで測ると昔の十分の一、いわゆるGDP統計上は「歩み=成長?」は見えなくなる。

 但し、私がこの「歩み」に「良いことか、悪いことか」と敢えて言及したのは当然に「悪い歩み=成長」を伴っていると言う事である。何か。「こころの荒廃」の拡がりである。とくに青少年の「こころ」で、一方ではおとな顔負けの知を身に着けながら、行動における稚拙さ、このアンバランス、・… 
 もっともこのように見えるのはマスコミ上にみる現象であって、私自身、中学校での仕事を得て5年余、表面上は先生方も真剣、生徒諸君もみな明るい、こころも豊か「そう」だ。
 しかし私にはこれは階段を1段上がったところに居ることが前提になっていて、ある当たり前化した観念の上に安住している気がする。小・中学校が50人学級でも問題が起こらなかった時代、衣服・履物など親や兄姉からのお下がりでバラバラ、農繁期には田植え休み・稲刈り休みがあり一生懸命親の仕事を手伝う、…… こういう環境のもとで育まれた「包容力」ある「こころ」、この衰退が気になるのである。
 そしてこの階段1段を上がらしめたのがまさに高度経済「成長」期であったこと、すでに今の小・中学校生の親の世代が青少年期を過ごしたころからである。昨今のいわゆる青少年の「親の世代」の自己中心的、思いやり皆無の場に遭遇することが多々あり、このような人心の底に殺伐した状態が定着していること、この伝統、いわんや成長は絶対阻止しなければいけない、・・・・・・。

 要は経済の成長はもうよい、マスは同じでも中身を吟味せよ、経済の成長がもたらした種々の影響の、良いことは成長させ、悪いことは阻止する、そういう政策が今後は必要だということがいいたいのである。
 格差是正、これは所得だけではない、大企業と中小企業、商工業と農業、それ以上に地域格差、何故沖縄県だけ同じ日本の中の一つの県なのにあのように理不尽な処遇を受けるのか、エネルギー消費が一番大きい東京都に、仮に電力エネルギー発電に原子力が必要なら、千代田区あたりに原子力発電所を建設しないのか、・・・・。

 えっ、中国が何? えっ、トランプが?、金周恩が?
 捨て置け、捨て置け。

 そういえばひとつ思いだした。書店店頭で見ただけだから中身の詳細まではみてないが、浜矩子『どアホノミクスの正体』に遭遇した。いつか読んでみたい。

TOPへ 戻る